神戸発 腹ペコ通信

神戸を中心に、血糖値と財布の許す限り食べ散らかした日々。ほぼ日曜の朝発行。

カテゴリ: フレンチ

 8/15(木)は里帰りしてた孫がお出かけの間に妻と「レストラン スドウ」を訪問。ここ暫くはフレンチから遠ざかっていましたので、おすまし顔した料理は久しぶりで、少しワクワクします。10名ほどの席数ですが七割の入りです。さて、ランチのB(デジュネB)4730円をいただきましょうか。

自家製フルーツシロップのソーダ割り(別料金)240815スドウ1
カウンターにズラリと並んだ五つのボトル、レモン・ピンクグレープフルーツとオレンジ・ブルーベリー・新生姜・パインナップル。とても口当たり良く酷暑を忘れます。今日は二人ともノンアルにしてよかった。

●本日のアミューズ(絵はありません)
鴨とポークのソーセイジ、カナッペ仕立て。ほんの一口なのに濃厚な味わい。

〇白桃、生ハム、マスカルポーネ プロバンスの香り
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桃は生ハムに包まれて甘さと塩味が絡み合います。桃のピューレのソースが味を締めくくります。ドライトマトは日光を凝縮したような味わい、スパイスと3時間も低温のオーブンで乾燥させたそうです。

冷製ポタージュとライ麦パン
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ゴールドラッシュという白いコーンのスープです。器の底には生のコーンが隠れてて舌を驚かせます。

国産牛グリルステーキ 赤ワインソース(選択制)
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手先がやや不自由な僕の為にカットしてくださいました。見事なミディアムレアです。分かりにくいですがやさしい香りのホワイトセロリの新芽が添えられてます。

夏野菜たっぷりの仔羊の煮込み(選択制)
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あまりの柔らかさに驚きました、微かに羊の肉の香りを楽しみます。
ステーキも煮込みもパンで綺麗にお皿をぬぐいました。

一口デザート カシスのアイスとクレームブリュレ 〇エスプレッソ
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一口デザートの レモンジュレには刻んだ林檎の赤ワイン煮・洋梨のソルベの上には自家製林檎のチップス。いつもこの店のおまけみたいな「一口デザート」には感心させられます。
コーンフレークに横たわるカシスの溶け加減はベストで、ブリュレの薄氷を割るときはゾクゾクします。

今はサービス期間でランチは泡・赤・白ともに1杯500円なのでよっぽど楽しもうかと思ってましたがノンアルにして正解。店の外は酷暑で一たまりもありません。マダム特製のフルーツサワーで午後は快適にすごせました。本日は〆て11660円也。
 この号をご覧いただくのはもう9月半ばです。まだまだ秋とは言えない気温ですが、喰いもんはこれからどんどん旨くなります。早く涼しくなってくれんかなぁ。

                          哲

  5/14(火)の夜に再び「ビストロ ヒマワリ」 にやってまいりました。最近来たばかりですが 理由は「腹ペコ通信」の500号を飾るのに相応しいと思ったからです。僕が一番最初に落書きみたいな絵を描いたのがこの店です。
6200円のコースを選びました。さてどんなお料理を出してくれるでしょうか。

○自家製スモークサーモンのサラダ
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 手間を掛けてスモークされたサーモンは淡いピンクで微かに薫香が残ります。トッピングは玉葱スライスとトマト、レモンを絞ります。

○有機野菜の盛合せ
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 トマトと空豆・米粉のキッシュにニンニクの花菜・竹の子マリネ・ズッキーニのビネガー煮込み どれも丁寧な仕上げです。いつのパンも出ます。

○魚のコンソメ(絵はありません)
 目鰺(マアジより目がでかく味も少し濃い)と人参・玉葱・青ネギ。人参が驚くほど甘く、青ネギは一際新鮮。

○泉南の漁港直送の天然鯛のソテー パセリのバターソース
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 皮パリッ、身がフワッにパセリの微妙な香り。付け合せは甘い人参・玉葱グリル・じゃがいもが控えめに。

○滋賀県産近江鴨のロースステーキ(+800円)
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 いつもより少し多めの鴨に蕪に似たルタバガ(セイヨウアブラナ)が添えてあります。絵から分かります?ス~ッと鼻に抜ける鴨肉の微妙な香りを。

○ニュージーランド産自然牧草牛のヘレステーキ 赤ワインソース(+1000円)
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 肉の芯にはうっすらと血が残る焼き加減。ソースにはミカンの皮・クルミ・アンチョビが複雑な味わいを醸します。こんな組合せはシェフならではの発想です。パンで見事にさらえました。

○デザート コーヒーセット(+800円)
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・ニューヨーク風チーズケーキ 
 リンゴ・スライスアーモンド・レーズンがシンプルなケーキを華やかにします。
・ガトーショコラ バニラアイスとバナナ添え
 グルテンフリーさを感じさせない濃厚なケーキ。溶けかけたバニラアイスとバナナの味が一層ケーキを盛り立てます。

食材はすべてオーガニックです。個々の味わいが印象的に舌に刻まれました、さすがシェフの腕前です。この夜はビールと白ワイン、お肉の時には赤ワイン頼むの忘れた位で、妻は自家製ジンジャーエールとペリエに酔ってます。なんだかんだの追加も含めて16690円。今夜はまっすぐ帰ります。
                     
                        哲
【編集後記】
腹ペコ通信はこれで通算500号となりました。その内「ビストロ ヒマワリ」は2015年7月を最初に19回の掲載となります。この店の絵だけの枚数にすると200枚近くになろうかと思います。つたない絵をお店に飾っていただいて誠にありがとうございます。
年に一度位の訪問ですがこれからもよろしくお願いいたします。

 いよいよGWが始まった4/28は久しぶりの「ビストロ ヒマワリ」です。1年ぶりですが、この店はいつ来ても優しく穏やかにお腹を満たしてくれます。逆にゆえばガツンとした刺激の少ない店ですが味わい深い料理が楽しめる店です。
Aランチ2000円(メインが肉か魚)を頼んで二人でシェアしようという魂胆です。
今回は○のみ描きました。

〇有機野菜の前菜・サラダ
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 小さな器にはキャベツ、ひよこ豆と竹の子が入っています。
 それぞれの歯触りの違いを楽しみ、キッシュは米粉と芹で南瓜はトマト煮です。

●里芋とほうれん草のスープ パン
 意外な組合せですがサラリとした仕上がりです。

〇泉南の漁港直送のサワラのトマトソース
240428ヒマワリ2    サワラは身が締まり易いのですが分厚い身はフンワリした仕上がりです。ソースのオリーブの実で味に奥行きがでます。

〇豚のロースステーキ マスタードソース
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 脂の甘く旨い豚です。マスタードソースがいい具合に風味を広げています。肉の端の焦げ具合も楽しめます。

〇デザートセット(+900円×2)
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  イチゴのシュークリーム:生クリーム・カスタードクリーム・苺クリームの協奏曲です。
 さつま芋のタルト アイスクリーム中にはクルミが入っていて驚きます。アイスとキウイが甘さをリセットしてくれます。      両方とも皿の上には甘夏のジャムが敷かれていて最後に味キュンです。
 コーヒーか紅茶とのセットです。

僕は大人しくビールの小瓶、妻は美味しそうな水(確かに旨かった)。
やはり穏やかにお腹が満ちました、お会計は6350円で財布にも優しいお店です。
息子さんの就活が上手くいきますように!

                          哲

11/2(木)、久々に神戸を離れ、なんと蒲郡に来ました。三河湾に面した蒲郡クラシックホテルです。 由緒あるホテルらしく小ぶりながら城郭風の外観で内部は洗練された装飾が施されています。
今回は12名のツアーで近鉄の特急「ひのとり」と「しまかぜ」に乗るのが目的です。
さてディナーとなりメインダイニングに行きました。さすが豪華ですが平日なのでお客さんは 我々グループと他に少しの一般客だけです。 18:00の夕食開始とはツアーやからしょうが無いか、家より早いぞ。

フレンチのフルコース(10000円)のようです。
①オードブル
231102蒲郡CH1
 ・アミューズは鱧と舞茸のマリネはほんの一口なので残念。
 ・オードブルは鹿肉と名古屋コーチンのテリーヌ
  折角の鹿もコーチンもテリーヌになると僕には区別がつかん。

〇白隠元豆のスープとパン
 ・実に濃厚なスープです。パンはバゲット・南瓜・胚芽ロール。

②魚料理:白身魚と赤座海老のエチュベ(蒸し煮) アーリオオーリオ風
231102蒲郡CH2.
 ・殻付きの赤座海老は身が少なくて食べにくく、指を使おうとしたがフィンガーボウル
  がないので諦めた。
 ・魚は目鯛でこれも二口で終わり。何処がアーリオオーリオ風なんや。

*氷菓:蒲郡ミカンのシャーベット…すっきりとした甘さ

②肉料理:国産牛フィレ肉のカツレツ マッシュルームソース
231102蒲郡CH3
 ・魚料理の怒りを宥める柔らかさ、肉汁を身に留める火の具合(揚げ焼き)。
 さすがホテル名物。 但しマッシュルームの味は感じなかったけど。

③デザートとコーヒー
231102蒲郡CH4
 ・抹茶のテリーヌの優しい渋さに脱帽。バニラアイス他苺・キーウィ・ブルーベリー・       オレンジ…は切って並べただけ、無くても良かったくらい。
 ・コーヒーは器の絵が見事でした、最初のサービスプレートの絵も良かったよ。

 お酒は僕だけ赤・白・オリジナル日本酒で4600円の追加支払い。
何とこのホテルにはバーがない!有名なクラシックホテルやのに!無茶苦茶腹が立った!このホテルにはもう来ません!
                        
   哲

 術後の解禁宣言を二日後に控えた10/14(土)はランチを「ビストロ ヒマワリ」にしました。ちょっと脂分が気になるけれど「慣らし運転」のつもりです。この店は筋金入りのオーガニックですので脂も体に悪いものは使って無いやろと踏んだからです。

〇本日のランチ(@2000円 メインは肉か魚か選びます)
サラダ:農家さんからの野菜料理の盛合せ
231014ヒマワリ1
グリーンサラダ・ひよこ豆・蓮根ビネガー・オクラトマト煮・冬瓜トマト煮、冬瓜は最初は何か分かりませんでした。家ではおつゆにしか使いませんので。

本日のスープとパン:バターナッツパンプキン
231014ヒマワリ2
いつもこの店のスープには感心させられます。濃く甘なのに切れ味のよい仕上がりです。

メインディッシュ:魚は泉南からのスズキのソテー
231014ヒマワリ4
珍しい四角豆、成る程切り口が四角や。飾りはケッパー・シメジ・トマトです。程良いバターの風味は久しぶり。

肉はスペイン産ガリシア豚のロースステーキ
231014ヒマワリ3
アプリコットソースにジャガイモ添え。牛ステーキは解禁後最初に狙ってましたが、        豚でも良しとしよう。

〇デザートとコーヒー(セットで@900円)
231014ヒマワリ5
コーヒーも3週間ぶり、香るなぁ~。
薩摩芋のケーキ(チョコチップ入り)・バニラアイスと食用ほおずき。
  ほおずきは甘さのない葡萄のような味です。
タルトタタン
  濃い飴色に焼けたリンゴの甘さはバニラアイスとよく馴染みます。

妻と二人で5800円、もちろんまだ酒はなしです。和食が続いた後なのでどれも香が魅力的なものでした。これでワインがあれば卒倒してたかも知れません。いつも穏やかな味わい、ご馳走様でした。
                             哲
【編集後記】 10/16の診察で食餌療法は解除となりました。早速その夕食にはカツカレーを食べました。 翌日の昼は天かす入りの鮭茶漬け、夜は秋刀魚の塩焼きと烏賊の塩辛です。焼酎もついてます。今から頬が緩みます、フッフッフッ…。

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