6/29のランチ訪問店「群愛飯店」は毎週日曜日の新聞広告で妻が見つけた店です。もともと神戸では名の通った古典派の広東中華で、市内に3つの店があります。今回はなんと一人5500円のランチが三人集まると二人分の11000円で愉しめるという仕掛けです。
早々とランチ予約をしていたので大雨の中を妻・長男と出かけました。13時の予約ですが8割の入りです。
さて「香港グルメコース」と名付けられた品々は…。

○前菜盛合わせ
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海老から時計回りに胡瓜と大根・人参のピクルス・焼き豚・スモークサーモン・蒸し鶏・搾菜・クラゲ・パセリとお馴染みの品揃えです。
突出した味の品ではありませんが妙に胸騒ぎがします。

○蟹肉入り蟹ミソスープ ○飲茶点心3種盛り合わせ
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スープは微かに蟹ミソの香りがする穏やかなとろみです。
広東式焼売:豚肉ミンチの味が明確な食べ応え。
ニラ入り海老蒸し餃子:海老のプリプリ感見事です。
フカヒレ入り海老蒸しギョウザ:確かにフカヒレを感じる贅沢なヤツ。
飲茶点心は醤油・酢・辛子を必要としない特徴ある味わいです。

○季節野菜と海老・ホタテのXO醤炒め ○揚げ物2種
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XO醤炒めは大振りの海老とホタテの嬉しい食べ応え、グリンアスパラ・白ネギ・ パプリカの優しい彩り。
春巻き:平均的な材料ながらきっちりと巻かれた超薄パリパリもん。
トースト揚げ:海老のすり身を載せて胡麻を振り揚げてます。
どちらも熱々の仕上がりで油ッ気を感じません。

○牛肉のBBQソース炒め ○鶏肉の炒飯
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料理より先にカレーの香りが届きます。覚悟したほどのカレー味ではなく舌で確認できるギリギリの風味。驚いたのは薄切り肉の弾力の良さ、よっぽどの火力で一気に仕上げたに違いない。揚げワンタンの皮が面白いアクセント。
炒飯は細めの鶏肉が海老かと思うほど弾んで、葱の香りの油がエエ仕事してます。

○デザート
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・黒胡麻団子:思ったより側が硬く、中の餡はアッチッチです。
・マンゴープリン:甘さ控え目、掛けてあるのはマンゴーミルク。

ノンアルビールと烏龍茶で〆て12463円。…とまあこれが一人当たり約4000円なら大満足です。突出した味はありませんでしたがどれもそつなく旨いと思わせます。さすが中国4000年の歴史に驚異、ごちそうさんでした。
今後もしっかり広告を見張ります。
  7/24(水)は特別号「2024土用丑の日」を発行いたします、お楽しみに。

                         哲