11/26 すでに2022年の7月に紹介した「焼き鳥 髙しま」を再訪。
その記事を参考に今回は進化と気づいたことをお届けします。
重複している点はご容赦願います。
お料理はおまかせで小皿と十串程のコースで7500円をお願いしました。
先ず前菜に小皿3種が来ますが、妻はレバーが苦手でポテトサラダに代わってます。
絵では前半は小皿他で後半が串もんに分けてます。

①②前菜など
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 胸の刺身:わさびと塩が添えられて出だしの軽やかな刺激です。
 白肝刺身:濃厚な肝は胡麻油が輪郭をキッチリ描きます。
 ポテトサラダ:前回より味わい深くなりました、気のせいかな。

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   ももタタキ:噛み応えがソフトですが添えられたスグキが調子を整えます。
              トッピングは雪塩で、酢橘がええ仕事します。
 清湯(チンタンスープ):思わず声の上がるスープ、見事に透き通りながらも奥深い
             コクがあります。表面には鶏の脂が輝きます。
 箸休めはほうれん草のお浸しが。

この後は串焼きですが各種一本ずつ丁寧に焼き上げてくれます。
絵の様に一斉に出るのではありません、念の為。

③つくね・皮・手羽元
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 つくね:フンワリですが火の通りピッタリ中心まで。
 皮:妻が噛んだ時にシャクッと音がする仕上がり。
 手羽元:八割方の火通り、これが肉の旨味を残す仕掛け。

④焼きナス・ささ身・かしわ・ねぎ身
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 焼なす:芯までアツッやけど、表面に焦げ目なしの不思議さ。葱と生姜のペーストで。
 ささ身:少し漬けにした身は柔らかですが山葵が緊張させます。
 かしわ:腿肉です。これも程良い脂が旨い。
 ねぎ身:見事に串打ちされた姿、かすかな焦げ目、ねぎの甘さ。

⑤ぎんなん・あか・そり・せぎも
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 ぎんなん:藤久郎(とうくろう)という品種、ぎんなんにもブランドが有ったとは。
 あか:内ももの柔らかい部分です。
 そり:腿の一部、こうなったら鶏の解剖研究やね。こんだけ区別して使うとは。
 背肝:最後の串にこれを選んで良かった。フワフワで僅かな苦味と香が素晴らしい。

⑥〆の親子丼
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わざわざ半人前を二杯に仕立ててくださいました。少し濃い目の出汁が卵黄と混ざって
ご飯の旨さを引き立てます。

鶏はどれも角串で火が均等に当たるように、野菜は繊維の流れを裂かんように丸串で。
黒い焦げ目は鋏で取る丁寧さ、塩焼きなので肉の旨味が堪能できました。
妻はまだノンアルビールで僕はビール2杯だけで今夜は16600円。頭が下がります。
また半年後位に来ますから覚えといてね。

                            哲
【編集後記】
 席に着き妻が「肝は苦手」というと、大将が「去年お見えになりましたね」と反応。
「エッ」と驚いていると焼鳥屋で肝が苦手なお客は少数派で印象に残ってたそうです。
ビックリ、ドッキリ、ほっこり、にっこりの楽しいひと時でした。