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 2/20(日)にお馴染みの「クチーナアテンポ」に行きました。
最近は和食が多く気分転換です。パスタも食べたくなったせいもあります。
オミクロンのせいか、お客は我々とお一人様だけでした。
よし、今日はワインで攻めてやろう…。

●スパークリング ワイン:シャルル バイィ(仏)
 繊細な泡立ち、青りんごのようなフレッシュな香り。
キレのある酸味と果実味が特徴で、先ずは穏やかな出足です。

〇ブロッコリーとロマネスコのポタージュ (@500円)
 由良雲丹とイクラ、パスタの揚げたもの、オリーブ油が飾られてます。
 実に不思議な色合いで生雲丹とイクラがそれぞれ交替で主張し合います。

〇天然鰤の真空低温調理 無農薬蕪の千枚漬けのせ (1000円)
 鰤、千枚漬け? 興味深々で口に運ぶと先ず酸味が走り、次に鰤の低温調理の
 柔らかさが響いてきます。鰤の脂は酸味とまさに今、口内調理されています。
 千枚漬けはミルフィーユのように鰤を覆って、その上にはパルミジャーノ
 レッジャーノがいますのでとても複雑な味わいです。

●白ワイン:ヴィッラ マルゴン(伊)
  明るく甘い香り、色んな香が混じっています。僕には木の香りがしました。

〇タヤリンのあっさりトマトソース (1900円)
 タヤリンはピエモンテ州の代表的な手打ち極細生パスタ。
 お素麵横並び3本位の麺はトマトと絡んで〆の蕎麦みたいにつるつると
 収まります。ひよこ豆はコロコロと愉し気です。

〇パルマ産サラミと生ハム (900円)
 サラミは薄くスライスするととても柔らかく薫りが華やぎます。
 ヨーロッパでは豚コレラ流行中らしく、日本の生ハムなどは現在庫のみらしいです。
 品薄、値上げ…心配です。

●赤ワイン:カルビネート ドカヨーロ(伊)
 チェリーやコーヒー、スパイスの力強い香り、濃厚かつ柔らかい味わい。

〇阿波美豚の白いソーセイジ ヴァイスブルスト (900円)
 くせのない素直なソーセイジです。こういうのもいいなあ。

〇季節野菜のオーブン焼き パルメザンチーズ仕上げ (1400円)
 トマト・生椎茸・芽キャベツ・蓮根・ブロッコリー・カリフラワーに葉っぱ色々
 ピンポン玉くらいの焼きトマトが口の中で炸裂、アジーッ!ウメーッ!

●赤ワイン:ベルベラ ダルバ(伊)
 深みのあるルビー色、ベリーの香りに仄かなスパイスの香り、果実味と力強い
 タンニンが特徴…と解説を受けてもなぁ~。

〇阿波美豚と菜の花のアクアパッツァ 実山椒仕立て (2900円)
 豚もさることながらムール貝・アサリの出汁は海を演出していて、
 実山椒の余韻が後を惹きます。


〇ゴルゴンゾーラのジェラート (@650円)
 いつもより滑らかな仕上がり、期待通りの香り。
 今日はオリーブオイルとチョコレートで飾られてます。
 ・カヌレはオマケに付いてきました。こんな柔らかいカヌレは初めてです。

●グラッパ:グラッパ ネッビオーロ(伊)
 限定地域のみの葡萄の絞り滓から造り、6か月間の短期熟成をさせた
 果実味のあるブランディの香りを感じさせる逸品。
 〆の一杯でハイボールで愉しみましたが癖になりそう。

〇エスプレッソ (@500)
 ブラウンシュガーを多めに入れ軽~く混ぜ、さっと飲むのが作法。
 カップに残った濃厚な砂糖は掬ってちょびちょび舐めるのも可ですと。

各種のワインはおまかせで頼みましたが、どれもベストチョイスで(~@1000円~)
料理を引き立ててくれました。家で飲む安物とえらい違いです。
結局、開店の6時から閉店の9時(時短営業)まで遊んで〆て20850円なり。
どこも開いてないのでまっすぐ帰りました。
                     哲
【編集後記】
当夜のお客様はカウンターに女性が一人、お年を召された上品な方です。
よく召し上がりよく飲まれます。すぐに打ち解けて話も弾みます。
僕は調子にのって、スタッフ経由でワインを一杯差し上げました。
西部劇ならカウンターを滑らせてワンショットですが…。
生まれて初めてのささやかな出来事でした、メデタシメデタシ。