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  三重の旅、宿は「里創人 熊野倶楽部」です。
送迎バスで宿の人は
『本ホテルの敷地は東京ドーム3個分の広さがあり、2019年のミシュラン・ホテル部門の4つ星です』と自慢してたので 、どれどれと期待がふくらみます。
が、ホテルの「おもてなし」のコンセプトと私の「おもてなされ方」に
ずいぶん隔たり のあることが徐々に発覚して行きます。    
不満は熊野の山ほどありますが、ここでは食事に限定しておきます。
少し長くなりますから後は飛ばして結構です。
 *以下はすべて私の感想です、ご了承ください。絵にも力が入りませんでした。

食事は「馳走庵」とゆう場所に園内巡回バスで向います。
徒歩なら10分で、開始時刻の18:00に到着しました。
「味覚三昧会席」の立派な献立表があります。
すでに卓の上には「前菜」となぜか4番目の「お造り」が並んでます。

『4番目が何故今ここに?しかも霧吹かれた紙を被って?いつからあるの?』
仕方なしに紙を取って④の造りからいただきました。
④お造り
      熊野産 本鮪と伊勢エビのお造り
 と献立にありますが、鰤と鯛も皿にあります。
・取皿が見当たりません、小さく分かれた器に醤油が二つ。
 若いお姉さん曰く『同じ醤油です。添えてある橙を片方に絞れば即席ポン酢になります』
 『即席でなくてええから、絞っておいてほしい。』
・伊勢海老は身はグニュグニュですし、一度茹でた殻に盛ってあります。
 『なぜ茹でたん、まさか使いまわし?』と最初の疑問符。
 
①前菜は
     向井商店 鰹生利節柚子膾
     三重なばな 紀和酢 味噌掛け
     まる悠の熊野地鶏 塩麹焼き
        温州蜜柑煎餅
  『どれも特徴のない、冷めた料理です、クールだぜ。』

②紀北町 郷土料理 じふ 穀雨風
  鮪と白ねぎを串に刺して焼いた物に「泡醤油」を掛けたもの。
  どこが郷土料理で穀雨風なのでしょうか?

③紀和町 鹿のカツレツ
 この料理に至って吃驚仰天! *ぜひ絵を参照に。
 ・皿のに中央に一本の木の枝、小さなカツレツが2つ(2人前)…
  お姉さんに曰く『この枝は鹿が樹皮を齧ったものです』
  『へ~、この枝食べれるのか』『いえ、見ていただくだけです』飾りにしてはでかい!
 ・カツを齧ると肉が白いので『これは鹿と違うやろ?』『いえ鹿です、厨房に聞いてき
  ます』『すみません本日は鶏肉でした、連絡不足で…』
  『献立表に仕入れにより云々…、と書いてあるが嘘をゆうたらいかんがな』
 ・それなら鹿が齧った小枝は何の意味があったんやろ?
 ・同じお姉さんは隣の客にも『鹿です』と説明してました。

●ここで本来はお造り登場でした。
⑤国産牛 紀州備長炭やき 辻農園の朝取り野菜
 お昼に飛び切りの肉を食ったから「旅行社」は気を利かせよ。
 柔らかいけど、筋っぽい、旨味のない肉です、二切れ残しました。
 付合わせの蓮根は香高くシャキシャキで本日の一番!「温」ならもっと良かったのに。

⑥花の窟(いわや)神社奉納 イザナミ米 とサンマ魚醬胡麻
 雑穀のオコワに白胡麻の乾煎りを添えてあります。
 サンマの魚醬の香りは感じません。
 味噌汁は蓋を取ると伊勢海老の香りですがが温かった。
 食べ終わって『お茶くださ~い』です。
 
⑦季節のデザート(絵はなし)
 園内でとれたヨモギのムースにパンナコッタとソルベを添えたもの
 と説明を受けましたが「草色」のものは「ミント」でした。

食事終了、トイレは建物の外30mです。
食後にバーがあると聞いて夜道を別棟にテクテク歩いて行けば…。
今夜は大辛口評価で残念です。ホテル部門で四つ星ですか?
食事以外の話はまたゆっくりしましょう、食事でもしながら。

                      哲