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1月16.17日と一泊二日で家内と三重に遠足にいってきました。
まずランチ松阪の『和田金』です。ここは35年位前にも行ったことがあります。
当時は飛込で入って、勘定が一人前8000円、支払いは現金払いのみで
有り金の殆どをはたいたほろ苦い記憶があります。

さて今日は、バスツアーでその心配はありません。
ドーンと『梅』12,200円(税込み、サービス料10%別)が用意されています。
朱塗りの円卓、炭の炉は昔のままです。
①前菜と汁吸い物
 最初は梅昆布茶で気を落ち着かせます。
 ・ローストビーフの赤ワインジュレがけ
  肉の焦げ面から一際高い香り、直前に燻したのでしょうか。
 ・肉すまし
  三つ葉の軸を巻いた生の肉に熱々のカツオ出汁をかけて、ふたをして15秒。
  これも見事な香りマジックです。
 ・三種盛
  季節野菜のゼリー寄せ・生クリームと茸のムース・牛そぼろ煮金粉の飾り

松阪牛劇場、さあ開幕です。

②寿き焼き
・お肉はサーロイン・バラ肉・肩ロース一枚ずつ、計約130g)
 サーロインは5mm近くの厚さ、ほかの肉もスーパーより厚みがあります。
  最初にサーロインです。中居さんが付き切りで面倒みてくれます。
  「ああ、贅沢!」と家内が呟きました。
 
味付けは「たまり醤油」と砂糖だけです。  
  「まるで溶けるよう…」とよく表現されますが、
  「優しく柔らかで確かな口当たり、いつまでも肉の旨味が残り、
   呑み込むのが惜しい」   
 一枚は大きな三口でした。バラ肉はより柔らかく、肩ロースはあっさりしています。
・野菜他 
 お麩・焼き豆腐・椎茸・三つ葉・人参・青ネギ・白舞茸・玉ねぎ
 (白菜やしらたき等水気の出るもの入れないとのこと)
  お麩は「和田金」の焼き印付きでフワフワ感ゼロで、噛み応えがあります。
  椎茸は分厚く、出汁を含むとプリっとした歯ごたえ。
  薄い目の玉ねぎは最後に甘い味を吸い取ります。
       なるほど贅沢に三つ葉を使うのか、特有の香がします。
 やはり中居さんが取り分けてくれますので、鍋は最後まできれいです。

③ご飯とデザート
 お椀に残った旨味たっぷりの玉子汁をそっとご飯にかけていただきます。
 香の物は滑らかな千枚漬け、柴漬け、すぐきの素敵な盛合わせ。
 最後の静岡「天使音(あまね)メロン」見事にフィナーレを飾ります。

さすが創業150年近くの老舗、恐れ入りました。
あの世に行く前に、も一度行きたい店の一つです。
                        哲