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今年の3月に開店した『天ぷら 波多野』に2回目の訪問です。
まだ2ヶ月ほどしか経ってませんが評判は上々のようです。
前回は5000円の紫陽花でしたが、
今回は期待を込めて百合(税別7200円)をお願いしました。
 
●前菜は湯葉です。
 タレの掛かった生湯葉には控え目に淡路の雲丹が飾ってあります。
 幕開けに相応しい静かな一品です。
 
●天ぷら各種続々 : 前回と同じ素材は描いてません。
 ①鞘巻海老と殻が2つ
 稚鮎 :氷水で仮死状態にし、一気に熱い油の中へ、
       頭からパクリ、真っ先に来る苦味は稚鮎の可愛さ。
 ピーナッツもやし :字の通りピーナッツのもやしです。普通のものの5倍ほどの
       大きさで、幼い豆の風味がします。初めて知りました。
       福岡で注文栽培だそうです。
 帆立貝柱
 ⑤長崎産とうもろこし :板状にスライスされてとても食べやすい。甘味が鮮明です。
 ⑥あぶらめ紫蘇巻き ポン酢おろし :久々のあぶらめは青紫蘇を巻くとエレガントです。
 
●グリーンサラダ :合い間に一休み、口が甦ります・
 ⑦新玉葱 :淡路産ですが地中で完熟させたものです。生でも香り高く旨そうです。
 ⑧活けあわび :殻から外してしばらく休ませます。想像以上の柔らかさ、餅みたい。
 ⑨茗荷 :独特の鮮やかな香りを連想しますが、こればポッタリと肥えて穏やかな味です。
 ⑩穴子 :思わずさっと炙ったものかと大将に聞きました。それほど香ばしいです。
 ⑪米茄子 :添えられた味噌が『赤味噌を煎り酒でのばして、胡麻油で煎った葱を加え、
       なんだかんだありまして…最後に胡桃を砕いて…』という曲者。
 ⑫インカのめざめ :半年以上の長期熟成。甘味が追っかけてきます。
・どれも熱々ですが火の通りがピタリと頃合いです。衣や油が胃にもたれません。
 
●天茶、香の物 :⑬小海老のかき揚げの出汁茶漬け 
           活きのいい小海老がゴロゴロいっぱい、そして甘い。
           絵は仮想『冷し天茶』:夏場は冷たい出汁にして、酢橘をキュッ、も有りかな。
 
●水菓子 :ほうじ茶アイスと和三盆
 
ビール、日本酒、ハイボール…〆て2人で約20,000円、ぴったり満腹。
 
来店前は天ぷら以外の『料理メニュー』が増えとるんちゃうかと思ってましたが
天ぷら一筋で大将の軸足はぶれてませんでした。
来年はどないやろ、期待がふくらみます。
 
   このあとはカクテル、バーボン、家でジン…よう飲んだ。
                                     哲