190522シェ・ヤマト1
190522シェ・ヤマト2
190522シェ・ヤマト4
190522シェ・ヤマト3
190522シェ・ヤマト5
おはようございます。
 
本日はひょんなことから『不労所得』を得ましたので、
自宅に近い『欧風料理 シェ  ヤマト』に行ってきました。
 
ここは40年以上のキャリアを持つ実力店です。
いつもの散歩道にあり評判も知ってましたが、
何となく遠ざかって見てました。そこを『不労所得』が背中を押してくれました。
初老のシェフとマダム、若い兄ちゃんがいるドラマの舞台みたいな店です。
家具はスペイン製のもので統一され、
食器も飾ってある絵もシックなものばかりです。
 
『不労所得』なのでシェフのお奨めコース(税別8500円と10000円)を頼みました。
メインがお肉か鮑の差です。(8500円は肉)
先ずは前菜3皿
●鰹のたたき
  いつもの食べてる物とは、はっきり味が違います。
  コレ見よがしの鰹臭が無く滑らかです。ドレッシングの酸味も素敵です。
●ヤリイカのオイスターソースソテー
  子持ちのヤリイカを丸ごとつかっています。
  ワタの苦味が舌の根元で愉しめます。
●ハマグリのマヨネーズ焼
  マヨネーズを飾り、焼き上げた単純な前菜ですが、
  肉の間から出る旨汁がマヨネーズを凌ぐ味です。
 
●パン、バター
  隣の神戸屋で80%焼いた特注品のバゲットとのこと、
  仕上げは店内。も少し表面をパリッと焦がしておくれ。
  
●パンプキンスープ
  浅い色の仕上がりで今までで一番軽やかな南瓜の味わいです。
 
●仔牛ヒレ肉のカツレツ
  焼き上げたタイプです。優しい衣がデミグラスソースを吸って
  仔牛もさぞ喜んでいるでしょう。私も笑顔になりました。
 
●鮑のステーキ
  蒸した鮑は当然この上なく柔らかで、バターの風味を纏うと
  少女のように弾みます。も少し大きい鮑なら良かったのに…
 
●グリーンサラダ
  ごく普通のサラダ、なんでメインのあとで出てくるの?
 
●デザートとコーヒー
  洋梨のタルト:和三盆を使ったのかとても丸みある甘さです。
  グレープフルーツとオレンジのゼリー寄せ:
     流行の緩いジュレでなく形も味もはっきりとしたゼリーです。
  ババロワ:久しぶりのババロワ、これもきりっとカッコいい男前です。
  コーヒー:素敵なカップです。裏を見ましたが字が小さくて読めません。
        読めてもたぶん知らないメーカーでしょう。頭文字はMでした。
 
メニューは古典的なもので、目新しい品はありませんが、堅実に仕上げられています。
調度品も『バロッサ バレンティ』で贅沢な物ばかりです。
私達はこの日最初の客で、テンポよく料理が進みましたが、
ハイペース気味でワインを一杯だけしか楽しめず残念。
ビールは錫製のグラスで中が見えなくて、一口分残してたのに下げられ無念。
二人で〆て26000円弱、サービス料も付いてますが雰囲気料でしょう。
ちょっと高いです、けど『不労所得』やから許す。
 
この界隈の落ち着いたご年輩向けのお店のようです。
向かいにはレクサスの販売店もあります、ついでに一台どう?
                                            
                                       哲