神戸発 腹ペコ通信

神戸を中心に、血糖値と財布の許す限り食べ散らかした日々。ほぼ日曜の朝発行。

2024年08月

  梅雨明け直前の7/18(木)に新店開拓で「薪焼き はし本」訪問。開店後、一か月の初々しいお店です。昼・夜二部の完全予約制で、夜の部は一人前10000円です。この夜はラッキーなことに僕と妻だけでした。カウンター(6名)の向こうに火床(ひどこ)があり薪の炎が見えます。四方を囲む「炉端焼き」はよく見かけますが、ここは三方を耐火煉瓦で囲ったがっしりした炉です。
小皿で20品近く出ましたので前・後半に分けてお届けします。

①北海道ホワイトコーンの冷製スープ・神戸牛ランプのたたき・北海道の帆立貝柱
240718はし本1
ホワイトコーンは皮とヒゲのコーン茶で味付され、薪焼きの枝豆の飾り。表面の黒いものは皮の焦げで、素直な薫香がします。
たたきは西脇の川岸牧場産を使用、何とも言えぬ肉の柔らかさと不思議な香。ペリーラ(大葉の新芽)で飾られてます。
貝柱は一見炙っただけに見えますが肝の摺りおろしや帆立のヒモ・魚の出汁を減圧調理で閉じ込めています。細かく割って汁をこぼさぬようにと注意を受けました。

②椎茸の炙り・車海老の炙り・ミノと胡瓜
240718はし本2
椎茸は干し椎茸の摺りおろしを含ませて馥郁たる香を楽しめます。
・水気を取った車海老の軽い炙り。海老の味噌や殻を擂り潰したものをトッピング。こいつがコクのある仕事してます。
ミノは牛の第一胃、強い歯応えと浅い塩もみ胡瓜のバランスお見事。

③宮城の伝助穴子炙り・ハツと万願寺 生粒胡椒・厚切り牛タンと小松菜ナムル 
240718はし本3
・腕程太い穴子は皮は少し歯を弾き、身はフンワリと舌を包みます。
・このハツには牛乳が仕込まれていて一味違うサクッとした噛み応え。
・実に柔らかい牛タンです。下のナムルと一緒に噛むと不思議な歯触り
 (これ以後の肉には薬味として地辛子・わさび・低温調のニンニクが付きます)

 今週は説明分が長くなりました。このあたりで次週に譲りますが一層旨くなって行きますので顎を長くしてお待ちください。
では次週をお楽しみに、熱中症に十分お気を付け下さい。

                         哲

 腹ペコ通信507号「土用丑の日」の絵は昔の柳川「蒸篭蒸し」でしたが、今年の丑の日7/24には「創作和食ダイニング 和尚(わしょう)」の、特製鰻の棒寿司を食べました。当日は事前予約のお持ち帰りのみです。一本2800円ですから特別奉仕価格です。孫たちが帰神してましたので二本を予約しました。



240730和尚鰻
毎年頼んでいますが今年の分は特に出来が良く、鰻の柔らかさと優しい酢飯の塩梅が見事です。上に散らしてある大葉と胡麻が風味を高めます。添えてある生姜、獅子唐・茄子の煮物も気が利いてるではありませんか。開店当初より腕を上げたようです。どうぞ値上げしないでね。
                                                          哲
【編集後記】
今週の腹ペコ通信は絵が1枚だけです。単純な夏バテと孫の嬌声で筆が進みませんでした。悪しからずご了承ください、何とか途切れずに発行したかったもんですから。
来週は新店開発でお届けしますのでご期待ください。

 春のある日、「ふ志多(ふじた)」のインスタに「大将の怪我で暫く休業…」との告知が出てました。心配してたらようやく「ランチのみ再開します」となり一安心。
7/13(土)に様子伺いに行ってきました。筋肉マンの大将は一回りスリムになってますが、お元気そうです。では回復具合を確かめます。

○神戸ポークのヘレカツ定食(1400円)
240713ふ志多1
カラッと揚がったカツはパン粉が口の中をチクチクつつき、肉の柔らかさと好対照です。冷奴・ワカメと胡瓜の酢の物・味噌汁・漬けもん・ご飯が控えています。 酢の物の加減の良さで大将の回復を確認。

○愛知産うな丼(2730円)
240713ふ志多2
丑の日の前後にチョコチョコ鰻を食べてましたが本格的うな丼は今回が初めてです。アッサリ目のタレでバクバクいけます。も少し張り込んで四万十産の鰻にすればよかったかも。酢の物・漬けもん・味噌汁つきです。こちらも腕前は回復しています。

午後が辛くなるので最近は昼飲みはしていません。年取ったなあと感じる夏です。もう暫くすると大将の骨折も(ボルト?を抜いて)完全復帰となるでしょう。
涼しくなった頃にまた来ます、若女将・大女将も元気でね。 

                             哲

 まだ雨の降らない7/09はまたまた妻が予約した「京鼎樓(ジンディンロウ) 」のランチです。この店は各地に十数軒あるチェーン店の一つです。本店は台湾で行列のできる小籠包専門店でミント神戸の7階にあります。ここの名物・小籠包は、熟練した点心師が毎日丁寧に手包みしており、当日も厨房で作ってました。
開店の11時に飛び込みましたが即満員、約80名か、95%が我が妻くらいのお嬢様です。
広告の
ミニランチコース(2380円)を試してみます。

○小籠包三種
240709ジンディロウ1
白はプレーン、橙はトムヤムクン、緑は烏龍風味
との説明でしたが僕の舌では明瞭な区別はつかず。
添えられた生姜・パクチーとライムの味が印象的。

○特製 肉圓(バーワン)腐乳ソース ○レタスの海鮮卵白ソース掛け
240709ジンディロウ2
 肉圓は肉団子を澱粉の粉で包んで蒸したものでムッチリした食感。腐乳(フールー)は豆腐を麹菌で発酵させ酒や塩・唐辛子で二次発酵させたもの。特に変わった風味は感じず、最初は見た目トマト風味と勘違いしました。
 
レタスの海鮮卵白ソース掛けは海老・イカ入りで生レタスに掛けてある上品で穏やかな風味。トッピングのとびこが鮮やかです。

○台湾ルーロー麺or台湾ルーローサンド
240709ジンディロウ3
ルーロー麺は僕の好きなストレート細麺、醤油味で高菜が載ってます。
ルーローサンドは南京町でゆうところのカオパオで皿に具材のみ盛られると豪華です。
どちらも豚肉が厚くてとても柔らかでした。

杏仁豆腐  マンゴーソース(絵はなし)
昔の杏仁豆腐は只の白いゼリーで固かったのに、今ではどこでもトゥルン
ツゥルンの口触りです。マンゴーなんてなかったよなぁ。

今回も穏やかな飽きの来ない味わいです。これで一人前2380円なら良しとしよう。
最近は昼飲みやめました。外の蒸し暑さにすぐ負けます、地下の阪神三宮までも必死です。あ~早く秋にならんかなぁ~。

                              AA

 昼食に冷麺・冷やし素麺・つけ蕎麦・冷や汁と続いて、まだ冷やしうどんに至ってないのに気付いた7/06(土)にいそいそとクラッセに出向きました。「杵屋」は大規模なチェーン店ですがお手軽に色んな手打ちうどんが楽しめます。11時開店と同時に入りましたがすぐに満席で、子供連れも多く見受けられます。
表の立て看板の二品がすぐ目に入りました。

○ウナとろろご飯定食(1340円)
240706杵屋1
小さなお椀に少しのとろろ、錦糸玉子と刻み鰻が載ってます。僕はやはり鰻の文字に惹かれました。ほかは冷やしうどんですが天かすが添えてあるのが嬉しいです。

○柚子の冷かけ天ぷらうどん(1050円)
240706杵屋2
妻の鼻は柚の香りに惹かれたようです。開店一番だからでしょうか茄子・海老・ズッキーニの天ぷらは熱々です。柚子・茗荷・刻みのり・青ネギ・おろし大根・青紫蘇もにぎにぎしく添えられています。

食べ終わって改めてお値段の安さに感心させられた次第です。これから1Fのスーパーで夕食の買い物です。さて今夜は何喰おうか…。
きっとまたつられてこの店に来るでしょう。

                        哲

このページのトップヘ