神戸発 腹ペコ通信

神戸を中心に、血糖値と財布の許す限り食べ散らかした日々。ほぼ日曜の朝発行。

2024年07月

かんかん照りの7/5(金)の17:30に旨水館の「高松商店」に来ました。去年の夏以来の訪問です。妻曰く「高架下の商店が耐震工事のため休業か廃業になるらしい」との噂を聞いたとのことです。大将に聞けば「そうなんですが詳細の計画説明も未だなんです」との答え。
とにかく席について今夜の注文です。

○突出しのイリコ ○牛すじの味噌煮込み(650円) ○栗蟹甲羅づめ(770円)
240705高松商店1
僕の大好きな品がイリコです、お陰で改めて注文せずに済みました。
次の好物が牛すじの味噌煮込みで、小ぶりの器に山盛りなのが嬉しい。
栗蟹甲羅づめは小さな甲羅に剥き身がぎっしり、淡泊で二杯酢使わず。

○刺身三種盛り(1000円?)
240705高松商店2
帆立貝柱は軽く炙ったものと生そのものの2種類と芸が細かい。
まながつおの刺身はさすが鮮魚店直営の活きの良さ、甘みを感じます。
紋甲イカの柔らかさは細かな包丁目のせいではなく、身本来のものか。
添えてある醤油はカツオ出汁が効いてるのにも感心!

○鱧の天ぷら(1000円)
240705高松商店3
思えば今季の初物、サクッとやればアツッで身はフワッフワッ。細かな骨切か骨抜きか、凄い技です。添えてある万願寺の大きいこと。

○たこのガーリック炒め(960円)
240705高松商店4
大人の指ほどの蛸の足がごろごろ、固くなる前に仕上げてます。玉葱・ピーマンの炒め具合も控え目でピリッと刺激を感じます。

これだけでも結構腹が一杯で〆をパスしました。
今夜は暑さを恐れて僕はビールを二杯、妻はノンアルビールにジンハイボール。それでも7030円也! 耐震工事の後も戻ってきてや。涼しくなればまた来ます。

                        哲

 猛暑 お見舞い申し上げます
  本日は土用丑の日、恒例の「絵に描いた鰻」をお届けします。
  皆さんもお元気でしょうね。
240711蒸篭蒸し
 今年の鰻の絵は九州柳川の老舗「本吉屋」の蒸篭蒸しです。
2011年9月にようやく「旅」を楽しむ余裕ができ、妻と食べた思い出の鰻です。うな重以外の鰻との初の対面でした。内側木函の底には「すのこ」が敷いてありタレのまぶさったご飯と鰻が納まって、この木函が何段も蒸し器に重なっています。仕上げに錦糸卵が飾られた豪華なものです。これが朱の外函に納めてあります。見た目よりアッサリ味で一心不乱に食べたことを思い出しましました。
その時の描いた落書きみたいな絵を今回描き直しました。

 今年は変な梅雨で世界的に豪雨が発生しているようです。
一段と蒸暑く僕は危険な散歩をサボって、家で自転車漕ぎでごまかしてます。おかげで血糖値(HbA1c)はかろうじて6をキープしています。
酒も甘いもんも控えながら、旨いもん喰って絵に描くのが楽しみです。
夜は寝苦しい中、夢で何故か在職中の友人たちと時々出会います。
皆さんも旨いもん喰ってお元気にお過ごしください。


                         哲

 6/29のランチ訪問店「群愛飯店」は毎週日曜日の新聞広告で妻が見つけた店です。もともと神戸では名の通った古典派の広東中華で、市内に3つの店があります。今回はなんと一人5500円のランチが三人集まると二人分の11000円で愉しめるという仕掛けです。
早々とランチ予約をしていたので大雨の中を妻・長男と出かけました。13時の予約ですが8割の入りです。
さて「香港グルメコース」と名付けられた品々は…。

○前菜盛合わせ
240629群愛飯店1

海老から時計回りに胡瓜と大根・人参のピクルス・焼き豚・スモークサーモン・蒸し鶏・搾菜・クラゲ・パセリとお馴染みの品揃えです。
突出した味の品ではありませんが妙に胸騒ぎがします。

○蟹肉入り蟹ミソスープ ○飲茶点心3種盛り合わせ
240629群愛飯店2
スープは微かに蟹ミソの香りがする穏やかなとろみです。
広東式焼売:豚肉ミンチの味が明確な食べ応え。
ニラ入り海老蒸し餃子:海老のプリプリ感見事です。
フカヒレ入り海老蒸しギョウザ:確かにフカヒレを感じる贅沢なヤツ。
飲茶点心は醤油・酢・辛子を必要としない特徴ある味わいです。

○季節野菜と海老・ホタテのXO醤炒め ○揚げ物2種
240629群愛飯店3
XO醤炒めは大振りの海老とホタテの嬉しい食べ応え、グリンアスパラ・白ネギ・ パプリカの優しい彩り。
春巻き:平均的な材料ながらきっちりと巻かれた超薄パリパリもん。
トースト揚げ:海老のすり身を載せて胡麻を振り揚げてます。
どちらも熱々の仕上がりで油ッ気を感じません。

○牛肉のBBQソース炒め ○鶏肉の炒飯
240629群愛飯店4
料理より先にカレーの香りが届きます。覚悟したほどのカレー味ではなく舌で確認できるギリギリの風味。驚いたのは薄切り肉の弾力の良さ、よっぽどの火力で一気に仕上げたに違いない。揚げワンタンの皮が面白いアクセント。
炒飯は細めの鶏肉が海老かと思うほど弾んで、葱の香りの油がエエ仕事してます。

○デザート
240629群愛飯店5
・黒胡麻団子:思ったより側が硬く、中の餡はアッチッチです。
・マンゴープリン:甘さ控え目、掛けてあるのはマンゴーミルク。

ノンアルビールと烏龍茶で〆て12463円。…とまあこれが一人当たり約4000円なら大満足です。突出した味はありませんでしたがどれもそつなく旨いと思わせます。さすが中国4000年の歴史に驚異、ごちそうさんでした。
今後もしっかり広告を見張ります。
  7/24(水)は特別号「2024土用丑の日」を発行いたします、お楽しみに。

                         哲

 この店は阪急御影と阪神御影の中間ぐらいの国道に面した位置にあります。6/21のランチ訪問時には大将の腕の良さを再度認識させられました。 最初の絵は膳全体を、後の二枚は夫々の脇役・主役に焦点をあてて描いてみました。
ごゆっくりご賞味ください。

○豚肩ロース梅酒焼き膳(2000円)
240621小さい店良1
幾つかの小皿や椀物を従えて中央に豚肩ロース梅酒焼きが構えています。よく火の通った豚肉はサラリとした梅酒ソースで仕上げられ、爽やかな甘さ。一粒の青梅が酸味を強調し味の決め手です。

○鯛頭煮つけ膳(1800円)の脇役たち
240621小さい店良2
左上より時計回りに
サラダ:
ゴーヤ・カイワレ・ジャガイモ・カボチャ…等、9種が盛り込まれた賑やかなサラダには酢の効いた醤油風味の薄味のドレッシング。
茹でトウモロコシ・トウモロコシ羹:後者は何者かわからず。教えてもらってなるほどね。
デザート:豆乳プリンに柚子ジャムソース 最後まで唸らせます。
蓮根饅頭:たっぷりの薄味あんに包まれた饅頭の中には蓮根がゴロリ。
煮しめ:干瓢・蒟蒻・大豆、それぞれの味がしっかりと。
出汁巻き・茄子煮浸し・茗荷の飾り:一つずつ味わう楽しさよ。
これ以外には沢庵と昆布佃煮、ご飯・味噌汁でコンプリートです。

○鯛頭煮つけ膳の主役
240621小さい店良3
大振りの鯛の尾と頭だけが一尾分どっかりと、手も使い悪戦苦闘で武者ぶりつきます。絵では分かりませんが頭の右も左も入ってます。汁は意外と薄味で最後はご飯に掛けてご馳走様です。

 梅雨入り直前のカラリでギラギラの日差しです、昼酒せずによかった。お値段の割に実に充実した昼食でした。今まで無意識に脇役たちを頂いてましたが、今回じっくりと見直すと実に丁寧な仕事ぶりです。
ビールでもつければ夜よりもコスパが良かったかもしれません。
涼しくなればまた。                             
                            哲

 ここのところ阪急御影近辺が続きます。今回も少し南の郡家にある「御影キッチン」です。ここはJA兵庫六甲の直営の別棟ですが、北館では野菜類・肉・総菜等も販売するいわゆる「道の駅」です。すっかり定着したようで、訪問した6/16(日)は開店前に10名程が待っており物販も盛況です。明るく清潔な店で子供連れも増えています。

〇野菜たっぷり国産鶏のチキン南蛮(1380円)
240616御影キッチン1
 鶏の唐揚げに甘酢あんとタルタルソースがたっぷりかかっています。
 レタスの新鮮さに目を瞠りキャロットラぺもいい食感です。
 春雨と焼き豚のマリネ、ポテトサラダもさりげなく脇を堅めています。
 ご飯と味噌汁つき。妻は甘酢あんが冷たかったのが残念と言ってました。

〇日替わりパスタ(カルボナーラ)(1300円)
 240616御影キッチン2
 僕のカルボナーラはソースがボッテリと重く切れの悪い印象です。味は悪くなかったのに…。副菜は同じですが、パンと玉子スープです。

 両方ともボリュームからすると割得です。
物販で野菜サラダと茸のグリル・ビーフシチューを夕食用に買いました。
遅れている梅雨入り前の爽やかな一日です。やっぱり帰って昼寝です。

                        哲 

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