神戸発 腹ペコ通信

神戸を中心に、血糖値と財布の許す限り食べ散らかした日々。ほぼ日曜の朝発行。

2023年10月

 まだ食餌療法中の10/9(月)の昼食は久しぶりに「さち福や」にしました。全国的なチェーン店ですが、以前訪問時の良い印象が「ここなら何かあるやろ」と満腹中枢を刺激したからです。
  僕は大人しく「名物 お母さんの煮鯖とやわらか大根煮定食」(1050円)で,妻は派手に「広島産カキフライと焼穴子飯定食」(1760円)にしました。
ほんまはフライも穴子も食いたかったけど…。

〇名物 お母さんの煮鯖とやわらか大根煮定食
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 副菜は共通で「金平とひじき」「菜っ葉お浸し」「マカロニサラダ」「味噌汁」デザートには「フレッシュオレンジ」まで付いてます。ご飯は十穀米を選びました。
主菜の煮鯖は何年ぶりの出会いでしょうか。甘辛い味は鯖にも大根にもしみ込んで
います。少し濃い目の味噌汁はご飯を急かせます。最後のオレンジが憎い演出です。

〇広島産カキフライと焼穴子定食
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 ああ牡蠣のシーズンかと妻をチラ見すると、旨そうなタルタルをたっぷり付けて
ザクッと音を立てて頬ばるではありませんか。さらに「アツッ」と声まで…。
大ぶりの焼穴子は蒸し穴子の食感で妻には期待外れのようです。欠片を貰いましたが
これはこれで旨いもんです。

これだけ食べて2810円とは安い!。以前は明太子が食べ放題でしたが。
とにかくまた一食を済ますことが出来、絵にも出来ました。胃壁回復まであと数日、
以前にも増して「アレも食いたいコレも食いたい」と念じるようになってます。
芥川の「芋粥」の五位状態です。
                     哲
【編集後記】
 本日の鯖には骨が付いてました。当たり前の事ですが、最近は小骨まで取った切り身がやたら出回ってます。勿論食べやすいんですが魚を食べる時の小骨のスリルを
懐かしく思い出しました。今の子供たちは「小骨が喉に引っかかる」感じを知らんやろなぁ。



   9/27の胃のポリープ摘出後、色んな食事制限で何を喰おうかと悩んでました。ところがどっこい、10/03のランチにこの店を思い出しました。蕎麦と和食ならドクターストップにも引っ掛かりません。酒は飲めんけどランチやもんね。店に着くと待ち時間30分程、ちらほら中国語が聞こえます。身近にインバウンドを感じたのは初めてです。
僕は「蕎麦膳 2200円」、妻は「お刺身膳 2880円(ご飯を蕎麦に変更)」にしました。

蕎麦膳 2200円
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 前菜4種:自家製胡麻豆富、この店では
豆富と書きます。人参がんも南瓜の煮もの。シラス小松菜薄揚げ割きスルメのお浸し。オクラの胡麻和え。茶碗蒸し、器の底には餅入り。弾力ある刺身湯葉とキリッとした自家製の細切蕎麦甘味は豆乳プリンです。どの品も丁寧に味付けがなされています。
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〇お刺身膳 
2880円(ご飯を蕎麦に変更)
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 蕎麦膳とは刺身湯葉が4種の刺身に変わっているのみで、菜は同じです。鰹タタキ・鯛・ハマチ・太刀魚炙りに変わっただけで随分豪華に見えます。

最後に蕎麦湯が出てきますがとてもアッサリした味です。
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振り返って考えると主菜は冷製ばかりで 事前に作り置きできる品ばかりです。100名位のキャパとなるとこうなるのも無理はないでしょう。
術後五日しか経ってませんが久しぶりに満足感を味わえました。やっぱり和食は健康食です。

                         哲

 はいお待たせしました。後半が始まります、ごゆっくりお楽しみください。

④焼き物
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秋鮭幽庵焼きと万願寺
にはきりっとした地酒「黒牛」を合わせます。

⑤鍋物
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神戸牛の出汁しゃぶに出会えました。肉の色が変わる位で引き上げます。口いっぱいの肉を嚙み締めるとやはり旨さがひとしおです。だし汁に大根おろしとワサビのつけダレが一層味を際立たせます。

⑥〆の物
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出汁しゃぶ
の汁に白髪ねぎとお蕎麦をくぐらせます。牛の脂を纏った蕎麦にはうっとりします。

⑦デザート
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酒粕プリンと無花果 
酒粕のモロモロした舌触りに無花果の甘さが寄り添います。カラメルソースが調和を取ってくれます。さすがやね。

今宵は妻も飲んで ビール・地酒2種・ハイボール とほろ酔いの仕上がりです。ひと昔ならこれから二歩三歩とはまって行ったもんですが…。 愉しい今夜の授業料は〆て21000円也。さて駅まで歩きますか。

                           哲

 夕暮れてもなお温い風の9/17(日)約一年振り以上の「栄ゐ田 本山分店」訪問です。 やっぱり予約しておいてよかった、開店即満員です。単品もありますが皆さん@7700円のおまかせコースを頼んでいます、私たちも…。
そろそろと参りますか。今週は絵が7枚あり、前半後半の2部制になっております。

①前菜色々
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出汁巻きから
時計回りに胡瓜大根ワカメの酢の物・アイコトマト・燻りがっことチーズ・鶏そぼろ胡瓜・黒胡麻豆腐・鶴の子豆・まん中は〆鯖のスモークです。更にははシラスの酢の物・茹で立てだだちゃ豆… おもちゃ箱をひっくり返したようです。

②刺身
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左端よりよこわのタタキ・炙り鰆・炙り〆鯖・しまあじ・炙り鯛・ひらめです。炙ってあるものは脂が香立ちまるで熟成させたようです。

③小皿と小鉢
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濃紺の皿には厚岸の生ガキ、生ガキを食べたのは何年振りかな。牡蠣に弱いはずの妻もペロリです。
大根の炊いたんには朧昆布が添えてあり満月に雲がかかったみたい。

コースの出足の部分ですが、ここまでが今週分です。最近は絵を描くペースが落ちてきています。 来週をお楽しみに!。
                                     哲
【編集後記】
9/28に胃のポリープ切除手術(内視鏡)を行いました。当通信の465・466・467号は施術前の元気な時に描いたものです。胃を傷つけるとなると後始末の養生が思った以上に大変です。好きな物は殆ど食べられません、飲めません。10/16の診断で食餌療法解除となりますように!

  今年の4月下旬に新規オープンのイタリアン、もう落ち着いたかと9/3に出向きました。予約して幸いにすぐ満席(13席)、人気の高さが窺えます。お客様は揃って中年以上のご夫婦(?)です。
さて本日は何をたべようか。

〇明石の生タコとセロリのマリネ(800円)
半生のタコとセロリのシャキシャキ感、香。これはスプマンテで祝福です。
〇サルシッチャを詰めたオリーブのフリット(600円) 

サルサッシャとは生ソーセイジ。最初は衣が口にチクチク、オリーブの塩味、肉の旨味がじわり。
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〇モツァレラとシャインマスカット、生ハムのサラダ(1500円)
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全体を生ハムが被さりチョット捲ると
モツァレラとマスカットがご挨拶。まるでイタリア国旗やないか! まさしく生ハムとチーズの進化系です。

〇ズッキーニとゴルゴンゾーラのオーブン焼き(900円) バゲット(300円)
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見るからに凶暴な熱さ、「フウフウ」して口に運ぶとゴルゴン君が大暴れ。それをバゲットで退治します。

〇仔羊の炭火焼 ほうれん草添え(2800円)
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か細い骨が痛々しい仔羊は思いのほか豊満で、端の脂身の旨さが印象的です。

〇鱧・インゲン・ジャガイモのジェノベーゼ(1700円)
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緑を喰って元気になろう! 夫々の食材の口当たりが楽しめる一皿。
惜しむらくはせっかくの鱧まで緑となってしもたことか。

〇ティラミスのセミフレッド(600円) エスプレッソ(380円)
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そうかセミフレッド(半解凍)に仕上げるとこういう口触りなのか、と独り言。

ビールに始まりスプマンテ・白・赤・リキュールといい調子。
妻と二人でほろ酔いです。お会計は15000円で小銭がチャリンと…。
若いご夫婦の息もピッタリで心地よいひと時でした。
最近は御影・住吉近辺は競争が幅広く激化しています。
僕には嬉しいことです、みんな頑張れ!
                    哲

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