神戸発 腹ペコ通信

神戸を中心に、血糖値と財布の許す限り食べ散らかした日々。ほぼ日曜の朝発行。

 あっという間の一週間、では「串揚げ割烹 眞しま」の後半を、これも凄いよ。手の込んだ串揚げでちょっと疲れたかなと思うタイミングで役者たちは大転換します。

⑥十割蕎麦(冷)
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冷たくて歯応え良くて葱・貝割れが新鮮で出汁が旨くて、良くできた箸休めです。生き返ります。

⑦の仕上げ串揚げ
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海老は細い脚がシャクシャクと旨くて、ブリブリの身を引き立てる。芽キャベツは熱々の湯気が香を運びます。少しソースを付けましたが…。尚、塩とソースは最初から添えてありましたが殆ど使わずでした。⑦は殆ど茶色ばかりのシンプルな絵になりました。

⑧小鍋
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春かぶらと鱈白子、鯛白子の小鍋仕立は白子の舌触りと春かぶらの柔らかさ、出汁の香がホッと一息つかせてくれます。

⑨海鮮丼 桜海老の釜炊きご飯
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茶碗の海鮮丼はマグロとオジサンに真鯛と烏賊、真ん中にはウズラの玉子。行儀悪いけど醤油を具材に垂らして玉子を掻き混ぜ一気にガツガツと。香ばしい桜海老の釜炊きご飯は妻が上品に…。

⑩栗羊羹 マスカット
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此処ではコーヒーとちゃう、やっぱり羊羹とお茶や。喰ったもんを振り返り振り返り…。ひょっとしてこの羊羹も手造りやないか!

 今夜はビールと燗酒・冷酒で大人しく。その後も寄り道なしで帰りました。〆て約18000円です。まことに充実、感動した食事が楽しめました。ぜひランチも近い内に試してみます。
 開店一周年で大将気張ってはる!チョット楽してもええんちゃう、このペースやと体が持たんで!                   
                        

                               


                                                            
                                                                                              

 急に気温が上がり始めた3/21(金)は妻が見つけた「串揚げ割烹 眞しま」 でディナーです。
場所は北野坂の南寄りを一本西に入った所にあり、まだ開店11カ月のピカピカのお店です。
幾つかのコースから「TAKUMI 匠」7600円を選びました。串揚げ9品の合間に和の皿が挟まれています。今週は前半・後半に分けて描いて行きます、ゆっくりお楽しみください。

①先付:茶碗蒸し 4種の前菜
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・温かくなってきたのにいきなりの茶碗蒸しに驚きましたが明石鯛の白子にアオサの餡が掛かったスタートに相応しい品です。
・4種の前菜は上から時計回りに「鯛肝旨煮」「こしょう鯛昆布〆」「チーズ明太豆腐」「春キャベツとシラスのお浸し」でどれも手の込んだ品です。若い大将の心意気を感じます。

②お刺身2種 サラダ
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・お刺身は気仙沼産本マグロの赤身と中トロと鹿児島産の「おじさん」の湯引き。マグロは熟成具合が丁度よく「おじさん」は皮目がコリコリして珍味です。「おじさん」は顎に髭のあるスズキの一種です。何と薬味には刺身醤油に追い鰹を浸し乾燥させた粉(自家製です)を添えてあります。忖度無しに言えば山椒か柚子粉で輪郭をキリッとさせたい所です。
サラダは新鮮な野菜を自家製マヨネーズに付けて楽しみます。

③旬の揚げ物
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・まず串種を一覧で…。上段左より芽キャベツ・鰆西京漬け・海老・海老パン・スティックセニョール
下段左に移って帆立貝柱・牡蠣・蛍烏賊の8種です。
④の絵では
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海老パン雲丹載せ:いきなり贅沢な串」「鰆西京漬け:揚げたの初めて、味噌味お見事」「スティックセニョール:柔らかな口当たり」「牡蠣:何と衣に割砕した柿の種を仕込んで歯触りに変化を付けてます」…。この辺りから串が手造り(?)の先割れ串と気づきました。牡蠣も生でなく下茹でしてるし、大将凝ってるやん。パン粉は肌理の細かい特注品と見ました。

⑤の絵は
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和歌山紀州うめ鶏、チキン竜田のミニバーガー:可愛い特製バンズ、 飾り串が綺麗」「帆立貝柱:ふむふむ、スライスアーモンドの衣と来たか」「蛍烏賊:これも柿の種衣で微かに醤油味」

はいこれで今週はお終い、はるかに期待を超える旨さです。手間・暇・工夫が嬉しいです。次週にご期待ください。
                              哲

  まだまだ寒い2/28(金)は珍しくオッサン二人で「和尚」にきました。先月は妻と来たばかりです。今日は在職中の同僚で昔話をグダグダやろうとの魂胆です。相棒はまだ在職中で、僕より遥かに出世しています。さてさて何を話のネタにするかな…。

〇最初は縞鯵の造りから
 前回訪問時にも注文しましたので絵は割愛します。

〇鰯の唐揚げ  〇タコのガーリック炒め 〇牛蒡の唐揚げ
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・鰯には全く匂いなく、上に飾られた梅肉が伸びやかに香ります。
 中骨の唐揚げもシャクシャクと。
・蛸も野菜達と賑やかにプリプリと口の中で弾んでいます。
・牛蒡は朴訥に話しかけてきます、「うーん、そーかそか」と話を合わ
 せます。

〇牡蠣の味噌鍋
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・本日のメインです。甘口の合わせ味噌に野菜と坂越の牡蠣がゴロゴロ
 と。 坂越の牡蠣は熱を通しても縮みません。蓮華にスープと一緒に
 載せて口にすると牡蠣の重みある旨さが舌の両奥に響きます。
 大方食べ終わると具材をさらって胡椒一振り、オリーブを一たらし、
 チーズパラリで立派なリゾットに変身です。フライドオニオンを忘れ
 ずに…。これが旨い!

〇これで満腹の筈が本日の裏メニュウ『抹茶のバスクチーズケーキ』
 お出ましです。
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そうなればワインからウイスキーに変更です。『六甲山』という珍しいクラフトウイスキーです。意外とこの二つは合うのですがご内密に…。

てなことでオッサン二人でビール・日本酒・白ワイン・ウイスキーと節度の無い飲みようでした。お陰で二人で約19000円程とのことでした。今回は相棒にゴチになりました、ご馳走さん。
                         哲
【編集後記】
 僕は友人達と飲む時は割り勘を原則としています。ただお会計の時に「ここは私が!」「いやそんな…」と繰り返しやり取りするのが見苦しいので「ここは僕が…」には「はいご馳走様」と答えるようにしています。初めから僕が出す場合は事前に大枠の金額をお店にそっと渡して過不足を最後に調整します。でも最近は少なくなりました。

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